東日本大震災での被災と復興の時空間画像記録プロジェクト

情報科学研究科 出口・嵯峨研 / 岡谷研究室では,東日本大震災での被災と復興の時空間画像記録プロジェクトを進めています.

映像記録活動としては,2011年4月中旬より,東北沿岸部全域の被災地の360°映像記録を開始しました.GPSと全天周カメラを搭載した右の計測車により網羅的な走行・記録を1~2ヶ月ごとに継続しています.映像記録活動には東京大学池内研究室の協力も得ながら実施しています.
また,研究開発としては,被害および復旧・復興の進捗を定量的に可視化することを目的とし,これらの画像をもとに被災地の時空間モデリングや,画像理解を行います.
上の動画は画像処理前のLadyBugによる被災地360°記録映像例です(4月29日.岩手県大槌町).
1. 映像記録活動
映像記録活動の撮影の実績としては,これまでに左図の500㎞に亘る沿岸部全域にて,2mごとに1シーンの360°画像を記録(赤線は,撮影地点を重ねたもの)しています.撮影時期は4月中旬~1月上旬に6~7回(1~2ヶ月ごとに1回)全域を走行し,約2千万枚の画像(14テラバイト超)を得ています.
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| 4月29日 船越地区 | 4月29日 大槌地区 | 7月15日 南三陸地区 |
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| 4月25日 田老地区 | 4月25日 鳥越地区 | 7月13日 大槌地区 |
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| 10月19日東松島地区 | 10月26日 気仙沼地区 | 11月03日 陸前高田地区 |
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| 12月28日 南相馬地区 | 1月7日 鮎川港地区 | 1月10日 釜石地区 |
2. 研究開発
研究開発として具体的には,研究室の専門である高度な画像処理,認識技術を活かして,被害および復旧・復興の進捗を定量的に可視化することを目的とし,取得画像に対して下記の処理を行っています.- 3次元モデル生成
- 画像の系列から撮影地周辺の地形,建物などの3次元モデル生成(復元例,画像再構成(ストリートビュー))
- 地理情報,衛星画像などとの連結による高品質なモデル生成
- 被災地の時間変化の計量
- 地面の高さの視点での被害の定量評価,復旧・復興の進捗評価(時間変化例)
- 大規模(一つの町や都市単位)変化の定量評価・可視化
- 画像理解
- 画像内(被災地)に残存するテキストの検索(テキスト自動検出例1,テキスト自動検出例2)
- 流出物,遺棄物,ガレキなどの特定・認識















